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ドア開放事故(開扉事故)の過失割合

停車中の車が突然ドアを開け、後方から来た自転車・バイクが衝突する「ドア開放事故(開扉事故)」は、開けた側の過失90〜100%が基本です。タクシーの乗降時に多く、「開けたのが乗客」の場合の責任関係も問題になります。

基本過失割合

状況過失割合(二輪側:開扉側)
停車車両が突然ドアを開けた10:90〜0:100
ハザード点灯中で予見可能性があった場合等二輪側に若干の加算があり得る

ドアの開放は「安全を確認した上で行う」義務があり(道路交通法・安全確認義務)、突然の開扉に後続車が対応するのはほぼ不可能なため、開扉側の圧倒的過失となります。

誰に請求できるか:開けたのが乗客の場合

  • 運転者(タクシー会社):乗客の降車時の安全確保も運転者の義務とされ、運行供用者責任・使用者責任によりタクシー会社に請求できるのが通常です
  • ドアを開けた乗客本人:民法709条の不法行為責任を負い得ます(個人賠償責任保険が使える場合も)
  • 実務では、タクシー会社側への請求を軸に進めるのが効率的です

被害者側の注意点

  1. バイク・自転車側は転倒により重傷化しやすく、人身事故での処理と早期受診が重要です
  2. タクシー共済との交渉は独特の傾向があるため、根拠を固めた交渉が必要です
  3. ドラレコ・タクシーの車内カメラ・目撃者の確保を早期に

よくある質問

Q. 「あなたが車に近づきすぎ」と言われました。

停車車両との間隔の取り方は程度問題ですが、突然の開扉が主因である以上、大幅な過失の押し付けには根拠がありません。事故態様を立証して反論します。

ドア開放事故のご相談は無料です

虎ノ門法律経済事務所横須賀支店では、タクシー会社・共済との交渉も数多く対応しています。初回45分無料です。

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※本記事は令和8年7月時点の実務基準に基づく一般的な情報提供です。個別の事故の過失割合は事実関係により異なります。

この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野交通事故事件・相続事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員