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人身事故への切り替え方法|診断書の提出先と手順

物損事故として処理された事故を人身事故に切り替えるには、①病院で診断書を取得し、②事故を扱った警察署に届け出て、③実況見分に立ち会うという3ステップを踏みます。期限の定めはありませんが、実務上は事故から1〜2週間以内が受理されやすい目安です。

切り替えの3ステップ

ステップ1:診断書の取得

整形外科等を受診し、警察提出用の診断書をもらいます。「加療◯日間を要する見込み」という記載のあるものです(費用は数千円・賠償請求可能)。

ステップ2:警察署への届出

事故を処理した警察署の交通課に電話で「人身事故への切り替えをしたい」と伝え、案内に従って診断書・運転免許証・車検証・保険証券等を持参します。当事者双方が呼ばれるのが通常です。

ステップ3:実況見分への立会い

切り替え後、現場で実況見分が行われ、実況見分調書が作成されます。この調書が過失割合の争いで重要な証拠になります(実況見分の注意点は関連記事へ)。記憶に基づき正確に説明してください。

時間が経ってしまった場合

  • 受診が遅れるほど、事故と怪我の因果関係・切り替えの受理の両方が難しくなります
  • 警察が受理しない場合は、「人身事故証明書入手不能理由書」を保険会社に提出することで、人身の保険請求自体は可能です(証拠面の不利は残ります)

切り替えをためらう方へ

「加害者に悪い」と遠慮する方がいますが、切り替えは①実況見分調書の作成、②自賠責保険の利用、③適正な賠償の基盤づくりのための正当な手続きです。詳しくは物損と人身の違いの記事をご覧ください。

よくある質問

Q. 相手が切り替えに反対しています。

切り替えに相手の同意は不要です。被害者側の届出で進められます。

Q. 切り替えると必ず相手が処罰されますか?

軽微な事故では不起訴となることも多く、切り替え=処罰ではありません。

切り替え手続きからサポートします

虎ノ門法律経済事務所横須賀支店では、初動手続きのアドバイスから賠償請求まで一貫対応します。初回45分無料です。

>>無料相談の流れはこちら>>事故直後にやるべきことはこちら

※本記事は令和8年7月時点の実務に基づく一般的な情報提供です。

この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野交通事故事件・相続事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員