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渋滞中の車列への割り込み・すり抜け事故の過失割合

渋滞は事故の多発地帯です。渋滞車列の切れ目から出てきた右折車と、車列の脇を進行してきた直進車(特にバイク)の衝突は、双方が「見えない」状況で起きるため、過失割合の争いが激しくなりがちです。

典型パターンと基本過失割合

パターン過失割合の目安
渋滞車列の間から右折してきた車×対向直進車直進車10〜20:右折車80〜90
渋滞車列の間から出た車×車列左側をすり抜けてきたバイクバイク30:車70前後(事情により変動大)
渋滞車列への車線変更(割り込み)×後続直進車車線変更の記事参照(30:70基準に修正)

この類型の特徴:双方に「見えない」事情がある

  • 右折車・進入車からは、車列の陰で直進車・バイクが見えない
  • すり抜けるバイクからも、車列の切れ目から出てくる車は直前まで見えない
  • だからこそ、双方に徐行・安全確認義務が課され、その履行の有無が割合を動かします

争点になりやすいポイント

  1. バイクのすり抜け速度:徐行に近ければバイク側の過失は小さく、速度が出ていれば加算
  2. 「サンキュー事故」の要素:譲られての発進は免罪符になりません(サンキュー事故の記事参照
  3. 進入車が車列から鼻先を出して一旦停止したか

立証のポイント

ドラレコ(自車・相手・車列内の第三者)が最有力です。バイクの速度は損傷の程度・転倒距離からも推認されます。

よくある質問

Q. すり抜け中の事故で「バイクが5割悪い」と言われました。

すり抜け自体は直ちに大きな過失とされるわけではありません。速度・進入車の確認義務違反を精査すれば、3割以下への修正余地は十分あります。

渋滞絡みの事故は事案分析が勝負です

虎ノ門法律経済事務所横須賀支店では、事故態様の緻密な分析に基づき交渉します。初回45分無料です。

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※本記事は令和8年7月時点の実務基準に基づく一般的な情報提供です。個別の事故の過失割合は事実関係により異なります。

この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野交通事故事件・相続事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員