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仮渡金制度とは?当面の生活費が苦しいときの対処法

仮渡金(かりわたしきん)は、示談成立を待たずに自賠責保険から当座の資金を受け取れる制度です。死亡事故で290万円、傷害でも程度に応じて5万〜40万円を、比較的早く(請求から1週間〜10日程度)受け取れます。休業で収入が途絶えたときの命綱になり得ます。

仮渡金の金額

区分金額
死亡290万円
重傷(脊柱骨折・大腿骨折等、入院31日以上など)40万円
中等度(入院14日以上等)20万円
11日以上の医師の治療を要する傷害5万円

制度のポイント

  • 請求先は加害者側の自賠責保険会社(1回限り
  • あくまで「仮」の前払い:最終的な賠償額から差し引かれ、賠償額が仮渡金を下回った場合は返還義務が生じます
  • 加害者側に賠償責任があることが前提です

ほかの資金確保手段との使い分け

  1. 休業損害の内払い:任意保険会社に月ごとの先行払いを求める
  2. 被害者請求(本請求):治療費・慰謝料等を120万円の枠で受け取る(被害者請求の記事
  3. 人身傷害保険:自分の保険から受け取る(人傷の記事
  4. 労災保険(通勤・業務中の事故)

スピード重視なら仮渡金、金額重視なら被害者請求・内払い、と局面で使い分けます。

請求手続き

必要書類は、支払請求書・交通事故証明書・診断書(死亡の場合は死亡診断書等)・印鑑証明書など。書式は自賠責保険会社から取り寄せます。弁護士による代行も可能です。

よくある質問

Q. 生活が本当に苦しいです。最速で受け取るには?

仮渡金+休業損害の内払い交渉の併用が現実的です。状況をお伺いして最速のルートをご提案しますので、早めにご相談ください。

当座の資金確保から解決まで伴走します

虎ノ門法律経済事務所横須賀支店では、生活資金の確保も含めた解決プランをご提案します。初回45分無料です。

>>無料相談の流れはこちら>>賠償金の支払時期の記事はこちら

※本記事は令和8年7月時点の制度に基づく一般的な情報提供です。個別の事案については弁護士にご相談ください。

この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野交通事故事件・相続事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員