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胸郭出口症候群の後遺障害認定のポイント

事故のあと、腕を上げると強まる肩から腕のしびれ・だるさ・冷感が続く場合、胸郭出口症候群の可能性があります。首と腕の間で神経・血管の束が圧迫される病態で、むちうちと誤認されたまま適切な検査を受けずに終わると、後遺障害認定の機会を逃しかねません。

胸郭出口症候群の特徴的な症状

  • 肩〜腕〜手(特に小指側)のしびれ・痛み・だるさ
  • つり革につかまる・洗濯物を干すなど、腕を挙げる動作で悪化
  • 手の冷感・蒼白感、握力低下

むちうち(頸椎捻挫)との違い

症状が重なるため見分けは容易ではありませんが、腕の挙上での悪化・血管系の症状(冷感等)は胸郭出口症候群を疑うサインです。診断名が変わることは不利ではなく、症状の正確な医学的説明につながります診断名変更の記事参照)。

診断に用いられる検査

  1. 誘発テスト:ルーステスト(3分間挙上テスト)、アドソンテスト、ライトテスト、エデンテスト等
  2. 画像検査:頸椎・胸郭のレントゲン(頸肋の有無)、MRI、造影検査(血管圧迫の描出)
  3. 神経伝導速度検査等の電気生理学的検査

後遺障害認定のポイント

  • 認定上は神経症状として12級13号または14級9号の枠組みで評価されるのが通常です
  • 誘発テストの結果と症状の整合性、治療経過の一貫性が重要です
  • 専門医(手外科・胸郭出口症候群の診療経験のある整形外科)の診断・意見書が有力な武器になります

よくある質問

Q. むちうちとして治療していますが、腕を上げるとしびれが強まります。

主治医に症状を具体的に伝え、誘発テスト・精査を相談してください。診断の精緻化が認定の可能性を広げます。

診断がつきにくい症状こそ、戦略的に

虎ノ門法律経済事務所横須賀支店では、専門的な検査を踏まえた立証で認定を目指します。初回45分無料です。

>>無料相談の流れはこちら>>後遺障害等級認定サポートはこちら

※本記事は令和8年7月時点の実務に基づく一般的な情報提供です。診断・治療は必ず医師にご相談ください。

この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野交通事故事件・相続事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員