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無灯火・イヤホン自転車との事故の過失割合

夜間の無灯火走行、イヤホン・スマホを操作しながらの運転――こうした自転車側の違反行為は、過失割合の加算修正要素になります。「自転車相手だから泣き寝入り」ではなく、違反の立証によって適正な割合を主張できます。

自転車の違反と過失修正の目安

違反行為修正の目安
夜間の無灯火自転車側に+5〜10%
スマホ・イヤホン使用(著しい前方不注視)+10%前後
右側通行(逆走)+10〜20%
一時停止無視・信号無視類型に応じて大きく加算
二人乗り・傘さし運転事情により加算

複数の違反が重なれば、その分加算も積み重なります。

立証の方法

  1. ドラレコ映像:無灯火・イヤホン・逆走は映像があれば一目瞭然です
  2. 実況見分調書・供述:警察の記録に違反事実を残してもらう(現場で警察官に伝える)
  3. 目撃者:普段からの危険走行の証言が有効な場合も
  4. 現場の明るさ(街灯の状況)の写真・記録

自動車側が知っておくべきこと

自転車は交通弱者として保護される傾向がありますが、それは違反自転車を免責するものではありません。特に近年は自転車の違反への社会的な目も厳しくなっており、証拠に基づく主張は正当に評価されます。

賠償の回収の問題

過失割合で勝っても、自転車側が無保険だと回収に課題が残ります。個人賠償責任保険・TSマーク・(神奈川県の義務化に伴う)自転車保険の加入状況を確認し、無保険なら本人請求の設計をします(自転車事故の記事)。

よくある質問

Q. 無灯火の自転車をはねてしまい、一方的に悪者にされています。

車側の基本過失は大きいものの、無灯火・飛び出し等の立証で割合は動きます。事故状況を整理してご相談ください。

違反自転車との事故も証拠で戦えます

虎ノ門法律経済事務所横須賀支店では、自転車側の違反の立証を含めた交渉を行います。初回45分無料です。

>>無料相談の流れはこちら>>過失割合サポートはこちら

※本記事は令和8年7月時点の実務基準に基づく一般的な情報提供です。個別の事故の過失割合は事実関係により異なります。

この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野交通事故事件・相続事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員