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示談金の支払いが遅い・振り込まれないときの対処法

示談が成立したのに振り込まれない、内払いの約束が守られない――示談金の支払い遅延には、①確認、②催告、③法的手段の順で対応します。保険会社経由と加害者本人払いでは対処法が異なります。

まず確認:通常の支払いスケジュール

保険会社からの支払いは、示談書(免責証書)の返送到着後1〜2週間程度が標準です。2週間を過ぎたら、担当者に①書類の到着、②支払い処理の状況、③振込予定日を確認しましょう。書類の不備(記入漏れ・印鑑相違)で止まっているだけのことも多くあります。

保険会社が相手の場合の対応

  1. 担当者への確認(メール等の記録に残る形で)
  2. 改善されなければ書面での催告(支払期限を明記)
  3. 会社の苦情窓口・そんぽADRセンターへの申立て(相談先の記事

保険会社の場合、示談成立後の不払いが長期化することはまれです。

加害者本人払いの場合の対応(リスク大)

  1. 内容証明郵便で催告内容証明の記事参照
  2. 支払われなければ訴訟→強制執行(給与・預貯金の差押え)
  3. 示談書を強制執行認諾文言付き公正証書にしていれば、訴訟を経ずに執行可能です(公正証書の記事参照

分割払いの示談では、期限の利益喪失条項(1回でも遅れたら残額を一括請求できる条項)を入れておくのが定石です。

予防がいちばん大切

  • 示談書に支払期限・振込先・遅延時の扱いを明記する
  • 本人払い・分割払いはできる限り避け、公正証書化を検討する

よくある質問

Q. 加害者が「今月は払えない」を繰り返します。

誠意の問題ではなく回収の問題です。財産調査(財産開示・情報取得手続き)を含めた回収措置に切り替えましょう。

回収の実行までが解決です

虎ノ門法律経済事務所横須賀支店では、催告から強制執行まで回収を徹底します。初回45分無料です。

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※本記事は令和8年7月時点の実務に基づく一般的な情報提供です。個別の事案については弁護士にご相談ください。

この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野交通事故事件・相続事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員