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保険会社が過失を認めず「ゼロ回答」のときの対処法

「当方に過失はないので支払いません」――保険会社からのいわゆるゼロ回答(全面拒否)は、交渉の終わりではありません。証拠の再構築、自賠責への被害者請求、ADR・訴訟という3つの打開ルートがあります。

ゼロ回答が出やすいケース

  • 過失割合について「100:0で被害者側が悪い」と主張されている(駐車場事故・非接触事故等)
  • 因果関係の否認(「その怪我は事故によるものではない」)
  • 非接触事故(誘因事故)で「関与していない」との主張

打開ルート1:証拠の再構築

  1. ドラレコ・防犯カメラ・目撃者を再度洗い出す(目撃者の記事
  2. 実況見分調書・物件事故報告書の取り寄せ
  3. 医学的因果関係は、受傷機転の説明・医師の意見書で補強

打開ルート2:自賠責への被害者請求

任意保険がゼロ回答でも、自賠責は独自に調査して支払いを判断します。人身部分は被害者請求(解説記事)で先行回収できる可能性があり、自賠責が支払いを認めた事実は、その後の交渉材料にもなります。

打開ルート3:ADR・訴訟

  • 交通事故紛争処理センター:無料で中立の弁護士が判断(解説記事
  • 訴訟:証拠が揃うなら、裁判所の判断を仰ぐのが最終的な解決です。ゼロ回答事案が判決・和解で相当額の支払いに至る例は珍しくありません

やってはいけないこと

  • ゼロ回答に感情的に反応して交渉を断絶する(記録だけ積み上げましょう)
  • 「もう無理だ」と物損・治療費を自己負担のまま放置する(時効も進行します)

よくある質問

Q. 非接触事故(相手の幅寄せで転倒)でゼロ回答です。

非接触でも、相手の運転と事故の因果関係を立証できれば賠償は認められます(誘因事故)。ドラレコと転倒状況の分析が鍵です。

ゼロ回答からの逆転は、証拠設計で決まります

虎ノ門法律経済事務所横須賀支店では、ゼロ回答事案の打開戦略をご提案します。初回45分無料です。

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※本記事は令和8年7月時点の実務に基づく一般的な情報提供です。個別の事案については弁護士にご相談ください。

この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野交通事故事件・相続事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員