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逆走車との事故の過失割合

一方通行の逆走や高速道路の逆走車との事故は、原則として逆走車の過失100%です。逆走は重大な交通違反であり、対向を予期できない直進車に過失を問うのは極めて限定的な場合に限られます。

逆走事故の基本的な考え方

  • 一方通行の逆走:逆走車100%が原則。ただし交差点への進入時など、直進車側にも注意可能な状況では数%〜の修正があり得ます
  • 高速道路の逆走:原則100:0。夜間の正面衝突は死亡事故になりやすい類型です
  • センターラインオーバーとの関係:対向車線へのはみ出しはセンターオーバーの記事参照

例外的に直進車の過失が問われる場合

  • かなり手前から逆走車を視認でき、容易に回避できたと認められる場合
  • 直進車に大幅な速度超過があった場合

いずれも例外であり、保険会社が安易に「そちらも避けられたはず」と主張してきた場合は、視認距離・回避可能性を具体的に検証して反論します。

逆走事故特有の注意点

  1. 高齢運転者・無保険のリスク:逆走事故は高齢ドライバーの比率が高く、任意保険未加入の場合の回収ルート(自賠責被害者請求・人身傷害・政府保障事業)の検討が必要です(無保険事故の記事
  2. 刑事責任:危険運転致死傷罪が問われる場合があり、刑事記録は民事でも重要です
  3. 重大事故対応:死亡・重度後遺障害の場合、賠償額が大きいだけに基準の差が甚大です。早期に弁護士へ

よくある質問

Q. 認知症の高齢者による逆走でした。賠償はどうなりますか?

責任能力が争われても、運行供用者責任(家族名義の車等)や被害者側の保険でカバーできる場合があります(認知症運転者の記事参照)。

重大事故こそ、初期からご相談を

虎ノ門法律経済事務所横須賀支店では、逆走事故の賠償請求と刑事対応を一体でサポートします。初回45分無料です。

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※本記事は令和8年7月時点の実務基準に基づく一般的な情報提供です。個別の事故の過失割合は事実関係により異なります。

この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野交通事故事件・相続事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員