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慰謝料の増額事由とは?加害者の悪質性が考慮されるケース

慰謝料は基準額が目安ですが、加害者の運転や事故後の対応が悪質な場合には、基準を上回る増額が認められることがあります。飲酒運転・ひき逃げ・著しい速度違反などが典型です。増額事由に心当たりがあるなら、示談前に必ず主張を検討すべきです。

増額が認められる典型的な事由

事故態様の悪質性

  • 飲酒運転・酒気帯び運転
  • 無免許運転
  • 著しい速度超過・信号無視・あおり運転(妨害運転)
  • ひき逃げ(救護義務違反)
  • ながらスマホ等の著しい前方不注視

事故後の不誠実な対応

  • 虚偽の供述・証拠隠滅
  • 謝罪が全くない、責任を否定し続ける等の著しく不誠実な態度(裁判例で考慮された例があります)

増額の幅はどのくらいか

裁判例では、基準額の1〜3割程度の増額が認められた例が多く、悪質性が極めて高い死亡事故等ではそれ以上の上乗せもあります。個別性が強いため、類似裁判例の調査が主張の説得力を左右します。

増額を主張するための証拠

  1. 刑事記録:実況見分調書・供述調書(危険運転致死傷罪・妨害運転罪等の処分内容も)
  2. ドラレコ映像:あおり・信号無視・速度の立証
  3. 対応の記録:加害者・保険会社とのやり取りの記録

刑事手続きの結果は増額主張の裏付けになるため、被害者等通知制度で処分結果を把握しておきましょう。

慰謝料以外への影響

悪質な事故態様は、過失割合の修正要素にもなります(例:飲酒・無免許は加算修正)。増額事由は慰謝料と過失割合の両面から活用します。

よくある質問

Q. 加害者が謝罪に来ません。それだけで増額できますか?

単なる謝罪の欠如だけでは難しいですが、著しく不誠実な対応が他の事情と相まって考慮された例はあります。記録を残しておきましょう。

悪質事故の被害こそ、専門家にご相談を

虎ノ門法律経済事務所横須賀支店では、刑事記録の取り寄せを含め、増額事由の立証をサポートします。初回45分無料です。

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※本記事は令和8年7月時点の裁判例・実務に基づく一般的な情報提供です。個別の事案については弁護士にご相談ください。

この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野交通事故事件・相続事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員