過失割合に納得できないときの対処法|示談前にできること
保険会社から提示された過失割合に納得できないとき、合意する前ならできることは沢山あります。逆に、一度合意してしまうと覆すのは極めて困難です。この記事では、示談前に踏むべきステップを順に解説します。
ステップ1:提示の「根拠」を確認する
まず、保険会社に次を書面で示すよう求めます。
- 適用した事故類型(別冊判例タイムズの図番号など)
- 考慮した修正要素とその根拠
類型の当てはめ自体が間違っているケースも珍しくありません(例:交差点の形状・優先関係の誤認)。
ステップ2:証拠を集める
- ドラレコ映像:自車になければ相手・目撃車両・周辺カメラを検討(活用法の記事)
- 実況見分調書:人身事故なら作成されています。物損のままなら人身への切り替えを検討
- 車両損傷の写真・修理見積書、現場の写真(見通し・標識)
ステップ3:反論を組み立てる
証拠に基づき、①基本類型の当てはめ直し、②有利な修正要素(相手の速度超過・合図なし・前方不注視等)の追加主張、を行います。感覚論ではなく基準と証拠に基づく反論だけが割合を動かします。
ステップ4:動かなければ第三者手続きへ
- 交通事故紛争処理センター:無料のADR(詳細記事)
- 調停・訴訟:証拠が揃っている事案では、訴訟で適正な割合が認定される期待が持てます
やってはいけないこと
- 納得しないまま物損だけ先に示談する(人身でも同じ割合を前提とされがちです)
- 「面倒だから」と口頭で了承する
よくある質問
Q. 過失割合だけ弁護士に相談できますか?
可能です。事故状況の資料をお持ちいただければ、適正割合の見立てと動かせる余地をお伝えします。
合意前の「セカンドオピニオン」をどうぞ
虎ノ門法律経済事務所横須賀支店の初回45分無料相談で、提示された割合の妥当性を診断します。
※本記事は令和8年7月時点の実務に基づく一般的な情報提供です。個別の事案については弁護士にご相談ください。
この記事の執筆者

弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店
横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士
中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野交通事故事件・相続事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員


