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後遺障害診断書の書き方・依頼のポイント|医師に伝えるべきこと

後遺障害診断書は、等級認定の審査で最も重視される資料です。同じ症状でも、診断書の記載内容次第で認定・非該当が分かれることがあります。この記事では、医師に作成を依頼するときのポイントと、完成後のチェック項目を解説します。

後遺障害診断書とは

症状固定時に主治医が作成する専用書式(自賠責様式)の診断書で、傷病名・自覚症状・他覚所見・検査結果・障害内容の増悪緩解の見通しなどが記載されます。審査機関は原則として書面のみで判断するため、書かれていない症状は「存在しない」扱いになります。

医師に伝えるべきこと:自覚症状の書き方

自覚症状欄には、症状を漏れなく・具体的に記載してもらう必要があります。

  • 部位を特定する:「首が痛い」ではなく「頸部から左肩・左手指にかけての痛みとしびれ」
  • 常時性を伝える:「雨の日に痛む」より「常に痛みがあり、雨天時に増悪」(天候時のみの症状は非該当につながりやすい)
  • 生活・仕事への支障:「デスクワーク30分で痛みが強まり中断が必要」等の具体例

診察時に口頭でうまく伝えられない方は、症状をまとめたメモを渡す方法が有効です。

完成後のチェックポイント

  1. 自覚症状が漏れなく記載されているか
  2. 実施した検査(MRI・神経学的検査・可動域測定)の結果がすべて書かれているか
  3. 可動域は正しい測定方法(日整会方式)で左右とも記載されているか
  4. 「緩解の見通し」欄に「改善見込みあり」等、後遺障害と矛盾する記載がないか
  5. 症状固定日・治療期間・実通院日数に誤りがないか

不備があった場合、訂正や追記を医師に依頼することになりますが、関係を損ねない依頼の仕方にも配慮が必要です。弁護士を通じた照会という方法もあります。

医師が作成を渋るときは

「後遺障害には当たらない」と作成を断られることがありますが、等級該当性の判断は医師ではなく審査機関が行います。診断書の作成自体は医師法上の義務(19条2項)であることを踏まえ、丁寧に依頼しましょう。

よくある質問

Q. 作成費用はいくらですか?

5000円〜1万数千円程度が多く、この文書料も損害として賠償請求できます。

Q. 提出前に弁護士に見てもらえますか?

ぜひお持ちください。当事務所では診断書のチェックと、必要に応じた補強(医師への照会・追加検査の助言)を行っています。

診断書の無料チェックを承ります

虎ノ門法律経済事務所横須賀支店では、後遺障害診断書のチェックを含む認定サポートを行っています。初回45分無料です。

>>無料相談の流れはこちら>>後遺障害等級認定サポートはこちら

※本記事は令和8年7月時点の制度・実務に基づく一般的な情報提供です。個別の事案については弁護士にご相談ください。

この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野交通事故事件・相続事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員