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高次脳機能障害とは?交通事故後の「性格が変わった」に気づいたら

交通事故で頭を強く打った後、「怒りっぽくなった」「物忘れがひどい」「段取りよく動けない」――ご家族がそう感じたら、高次脳機能障害の可能性があります。外見や画像から分かりにくく、本人にも自覚がないことが多い、見過ごされやすい後遺障害です。

高次脳機能障害の主な症状

  • 記憶障害:新しいことが覚えられない、同じことを何度も聞く
  • 注意障害:集中が続かない、ミスが増えた
  • 遂行機能障害:計画的に物事を進められない
  • 社会的行動障害:怒りっぽい、意欲低下、人柄の変化

等級認定のポイント

自賠責の高次脳機能障害の認定では、次の3要素が重視されます。

  1. 頭部外傷の存在:受傷時の意識障害の有無・程度(JCS・GCSの記録)
  2. 画像所見:CT・MRIでの脳損傷・脳萎縮等の所見(受傷直後と経過後の比較が重要)
  3. 症状の立証:神経心理学的検査(WAIS・WMS-R等)と、家族による日常生活の観察記録

等級は1級〜9級(症状の程度により)で、介護が必要な場合は将来介護費も請求対象になります。

ご家族にお願いしたいこと

  • 事故前との違いを具体的にメモする:日付・場面・言動を記録(「日常生活状況報告」の基礎資料になります)
  • 受傷直後の意識状態について救急記録を確保する
  • 症状に気づいたら、高次脳機能障害の診療経験がある医療機関(リハビリテーション科等)への受診を相談する

賠償額の規模

高次脳機能障害は等級が高くなりやすく、慰謝料・逸失利益・将来介護費を合わせると数千万円〜億単位の事案もあります。それだけに、初期対応と立証の質が結果を大きく左右します。

よくある質問

Q. 画像では「異常なし」と言われましたが、明らかに人が変わりました。

画像所見の評価は難しく、微細なびまん性軸索損傷は見逃されることもあります。専門的な再評価の余地がありますので、諦めずにご相談ください。

ご家族からのご相談を歓迎します

虎ノ門法律経済事務所横須賀支店では、高次脳機能障害が疑われる事案について、検査・記録の準備から等級認定・賠償請求まで一貫してサポートします。初回45分無料です。

>>無料相談の流れはこちら>>後遺障害等級認定サポートはこちら

※本記事は令和8年7月時点の制度・実務に基づく一般的な情報提供です。個別の事案については弁護士・医師にご相談ください。

この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野交通事故事件・相続事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員