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示談案の「損害額計算書」の読み方

示談の段階で保険会社から届く「損害額計算書」(お支払額のご案内等)は、読み方を知らないと妥当性を判断できません。チェックすべきは「慰謝料の基準」「休業損害の日額」「過失相殺」「既払額」の4行です。順に見ていきましょう。

計算書の基本構成

  1. 損害項目ごとの金額:治療費/通院交通費/休業損害/傷害慰謝料/(後遺障害慰謝料・逸失利益)など
  2. 小計(損害額合計)
  3. 過失相殺:△◯%
  4. 既払額の控除:治療費の直接払い分・内払金など
  5. 最終支払額

チェック1:傷害慰謝料の水準

通院期間から裁判基準の算定表で計算し直し、計算書の額と比較します。裁判基準の6〜8割程度の提示が典型です。

チェック2:休業損害の日額と日数

  • 主婦なのに日額6100円になっていないか(裁判基準は1万円強。主婦の記事
  • 認められた休業日数が実際の休業と合っているか

チェック3:過失相殺の割合

合意していない割合が勝手に適用されていないか。根拠を確認します(納得できないときの記事)。

チェック4:既払額の中身

  • 治療費(保険会社の直接払い分)が総損害に計上され、同額が控除されるのは正常な処理です
  • 搭乗者傷害保険金・労災の特別支給金など、控除してはいけない給付が紛れていないか(損益相殺の記事

「載っていない損害」も探す

逸失利益・付添費・入院雑費・装具費・評価損など、計算書に行すらない損害は請求しない限り払われません。損害項目一覧と突き合わせてください。

よくある質問

Q. 計算書が届いたら、まず何をすべきですか?

サインせず、この記事の4点チェック→無料相談で診断、の順が安全です。診断だけの利用も歓迎です。

計算書1枚で診断できます

虎ノ門法律経済事務所横須賀支店では、計算書をお持ちいただければ増額余地をその場で診断します。初回45分無料です。

>>無料相談の流れはこちら>>慰謝料増額サポートはこちら

※本記事は令和8年7月時点の実務に基づく一般的な情報提供です。個別の事案については弁護士にご相談ください。

この記事の執筆者
弁護士法人TLEO 虎ノ門法律経済事務所横須賀支店 横須賀支店長・パートナー弁護士・税理士 中村 賢史郎
保有資格弁護士、税理士、司法書士有資格
専門分野交通事故事件・相続事件・不動産事件・破産事件を主に取り扱う
広島大学(夜間主)で、昼に仕事をして学費と生活費を稼ぎつつ、大学在学中に司法書士試験に合格。交通事故事件では、裁判基準による適正な賠償額の実現を目指すとともに、依頼者の精神的なご負担を少しでも軽くすることを信念としています。
経歴広島大学法学部夜間主卒業
広島大学法科大学院卒業
平成21年 司法書士試験合格
令和3年4月 横須賀支部後見等対策委員会委員
令和5年2月 葉山町固定資産評価審査委員会委員
令和6年10月 三浦市情報公開審査会委員
令和6年10月 三浦市個人情報保護審査会委員
令和7年1月 神奈川県弁護士会横須賀支部役員幹事
令和7年3月 神奈川県弁護士会常議員